大学概要【2025年度実施分】高校IRと教育DXの推進

附属高等学校

高校IRと教育DXの推進
実施責任者:伊藤 憲人

附属高校での学び(一斉授業や探究活動など)が、生徒の成長にどのような影響を与えているのかを多角的に分析するとともに、ICT機器を活用した授業研究を支援し、生徒の学びが深まる授業の普及を目指します。また、教育DXを推進し、教師の働き方改革とともに生徒の学び方改革(個別最適化?多様化)を促進します。


ACTIVITY

探究活動×コンピテンシーの成長

2025/07/10

IGS株式会社が提供する生徒のコンピテンシーを定量化する評価ツール「Ai GROW」を試験的に導入して、今年度で3年目を迎え、導入時に1年生だった生徒が3年生となった。そこで、本校の教育活動を通してコンピテンシーがどのような成長をしたのかを全国平均と比較した分析をした。
結果としては、本校の生徒は入学時と比較して、すべての項目(17項目)において高い成長率を示した。特に、「耐性:困難な状況であっても、自分で決めたことは最後までしっかりとやり抜くことができる能力」は、全国平均では成長率が下がる一方で、本校では高い成長率を示した。また、「論理的思考」「創造性」「課題設定」など探究活動を通して培われるコンピテンシーについても全国平均を上回る成長を示した。これらの成長は、本校の探究活動をはじめとする教育活動が、コンピテンシーの成長に寄与していることを確認することができたと言える。しかし、測定をして3年目ということでデータの蓄積は少ないため、今後も継続して測定しつつ、妥当性を検証していきたい。そして、最終的には客観的なデータをもとに、探究活動の精選と重点化ができると考えている。

塾対象説明会で分析結果を紹介している様子

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