大学概要【2025年度実施分】アントレプレナーシップの育成による自律的キャリア形成支援
附属高等学校
アントレプレナーシップ(起業家精神)の育成をめざすサロン的学習や講座の開催、探究活動の展開により、自ら行動を起こして課題発見や価値創造に取り組むマインドやスキルを高める。校内での活動にとどまらず、様々な団体と連携して交流や学びの場を提供する。
ACTIVITY
プロジェクトのアイデアを出してみよう
2025/06/06
この取り組みでは、アントレプレナーシップ(起業家精神)の育成をめざすサロン的学習や講座を実施し、自ら行動を起こして課題発見や価値創造に取り組むマインドやスキルを高めることを目指しています。今年度第2回目の講座では株式会社Texoraの宮脇裕貴氏のファシリテートで、自分たちが考えているプロジェクトアイデアについて、参加者同士で検討しました。最初に宮脇氏は、成功した起業家の話を通して、どのように新しいアイデアを具現化していったのかについて話をされました。参加者のうち1年生のチームは、「アパレルを通じて世界に貢献する。」というビジョンを考え、次にその具体化を検討していきました。さらに参加者同士でアイデアについて発表し、良い部分をほめる、改善点を指摘するといったワークを行いました。生徒たちは7月に行われる発表会に向けアイデアのブラッシュアップをしていきます。
プロジェクトのアイデアを発表
2025/07/24
本講座では、アントレプレナーシップ(起業家精神)の育成を目的に、サロン形式の学びを通じて、自ら課題を発見し、価値を創造する力を育んでいます。7月17日に行った第4回目の講座では、参加者が自ら考えたプロジェクトアイデアを発表しました。全9チームが登壇し、社会課題に対する独自の視点と創造的な解決策を提案しました。1年生のチームは、若者の政治参加、投票を促すため、政党の公約と自分の考えをゲーム形式でマッチングするアイデアを発表。情報の信頼性や投票行動への影響など、実現に向けた課題も共有されました。2年の生徒は「JUNIHITOE」と名付けたプロジェクトを提案し、一重まぶたの人々が自分の魅力を肯定できる社会を目指し、特化したモデル事務所の設立や化粧品会社とのコラボによる商品開発を提案。企業との連携方法など、具体的な展開も提案されました。発表後は、グループ同士での講評や教員、ファシリテーターとの対話を通じて、アイデアをさらに深める時間となりました。今後は、8月後半からの実行に向けて資金計画の立案やアイデアのブラッシュアップを進めていきます。
アントレプレナーシップ研修(能登)実施
2025/08/04
今回、7月29日から1泊2日で、11名の生徒が参加し、能登半島の七尾市、輪島市で研修を実施しました。2024年の震災、その後この地域を襲った豪雨の被害に対し、どのような人たちが復興に向けて活動をしているのか、現地でのフィールドワークを通じて知ることを目的としたものです。1日目は、七尾市の地域おこし協力隊の花田さんのファシリテーションで、震災時、時間の経過とともにどのような課題が出てくるのか、その時、どのような価値基準で行動していくことが必要なのか。生徒一人ひとりが考えるワークショップが行われました。その後、七尾市を今後どのように盛り上げていくのか、町に古くからある醤油店、和ろうそく店などを巡りながら、地域の課題解決のアイデアを出しあっていきました。2日目は、輪島市で、高校生の中村さんがガイドをつとめる復興防災ガイドツアーに参加し、仮設住宅や、輪島市の高校生が中学生、小学生とともに作った遊び場、中学生が経営者である古着店などを巡りました。生徒たちは中村さんの話を聞き、自分たちも地域の発展のためにできることはたくさんあるとの気付きを得ることができました。さらに輪島市では、中村さんが通う輪島高校でも、校長先生の案内で歪んだ校舎、床が凸凹になった体育館などを見ることができ、地震に対する心構えも持つことができました。