寺西浩司教授（理工学部建築学科）

日本建築仕上学会学会賞 論文賞

2025年5月20日

コンクリートの表層品質の評価方法に関する一連の研究

寺西教授はこれまで長年にわたり、建築物の仕上げに関する様々なテーマの研究に取り組んできました。その中でも特に、鉄筋コンクリート建築物の劣化に大きな影響を与えるコンクリート表層部の品質に着目した研究に注力してきました。そして、その結果として、表層品質の手軽な評価試験方法を提案しました。また、これらの評価試験を鉄筋コンクリート建築物の新築工事の検査に適用し、型枠の適切な取外し時期をコンクリートの表層品質確保の観点から直接的に判断する方法なども提案しました。これらの一連の研究成果の社会への貢献が高く評価され、学会賞を受賞しました。