
PROJECT SUMMARY
どんな活動?

空港で留学生を迎えることから始まります。
来日早々、迷子になりがちな留学生のため、名城大学の旗を振って合流し、学生寮の部屋まで案内します。1週間程度は、生活必需品の買い物のアテンドをはじめ一通り生活できる状態になるまで寄り添います。
留学生は世界各国から来ているので言語もバラバラ。日本語のレベルも個人差があります。SAメンバーも英語が堪能な人ばかりではありません。「そこは“パッション”で通じ合えるものです(笑)」(辻さん)。
その後は、交換留学生1人にSAが2人付く「スピーキングパートナー」が選ばれ、半年?1年間、1週間に一度、日本語を教えます。共通語は英語が多いですが、スペイン語が堪能なアメリカ人とは、英語、日本語、スペイン語の3カ国語で話すなど、スピーキングパートナー自身の語学力も自然と高まります。
WHAT WE LEARNED #01
まだ見ぬ日本の魅力を一緒に発見、一緒に感動
SAの活動でメインとなるのが、「フィールドトリップ」です。前期と後期で2回ずつ、貸切バスを使って国内の様々な場所へ出かけます。
留学生の参加率はほぼ100%と人気のプログラムで、行き先から現地での過ごし方まで、企画、運営、実行をSAメンバーが担当します。
留学生は意外に来日経験者が多いため、フィールドトリップでは有名観光地ではなく、SAメンバーもあまり知らない場所を敢えて選んでいます。2025年春は多治見と犬山に行ってきました。そもそもは、留学生に日本の良さを知ってもらうことを目的としていますが、中部エリアだけでもメンバーも知らない魅力的な町がたくさんあるので、留学生たちと一緒にワクワクできるのも、私たちの楽しみの一つになっています。


WHAT WE LEARNED #02
気づけば世界中に親友が点在

SAメンバーには留学経験のある人が多く、オーストラリアに留学経験のある松井さんは「現地の大学でSAのような人たちと一緒に遊びに行けたことで、有意義な留学生活が送れたから、同じように名城大学での留学生活が実り多きものにしてほしい」と参加しています。
一方、ニュージーランド留学した今井さんは、「現地の学生と思ったように交流できなかったことが悔やまれました、名城大学に来た留学生には楽しんでほしい」と、積極的に活動に取り組んでいます。
一緒に過ごす時間が自然と長くなるので、アシスタントというよりも親友のような関係になることも多く、伊藤さんはフェアウエルパーティで別れが辛く号泣したこともあったそう。
「まったく日本語が話せなかった子を担当したのですが、帰国前には日常会話がほぼできるようにまでなったことが嬉しくて、親のような気持ちですね。感無量でつい…」
帰国した留学生の母国を訪れるSAメンバーも多く、世界中に多くの友人ができたそうです。
NEXT STEP
より楽しい時間を過ごすために活動の幅を広げたい

SA活動の質を向上させてきたつもりですが、今感じる課題は、学祭をはじめ、クリスマスやお正月など、後期にイベントが集中することです。
前期はアジア圏から、後期は欧米からの留学生が多いのですが、前期の留学生との交流会を積極的に企画しています。今年は5月に、大学の体育館でスポーツ大会を開催。中でも借り物競走が一番盛り上がりました。その他、日本のアニメを上映する「ムービーナイト」を実施しました。長期的には、他大学でも同じような活動をしている団体があるので、そこと交流して情報交換をしたいですね。留学生同士の繋がりもできれば、さらに世界が広がると思います。
そしてSAには300人以上も登録者がいるのに、イベントに参加するのは同じメンバーに偏りがち。せっかく登録したのにもったいない!世界が確実に広がりますから、もっと参加してほしいです。
ボランティア団体『スチューデントアシスタント(SA)』
名城大学で学ぶ留学生の生活や学習の支援、また多数の国際交流イベント活動を行うボランティア団体です。
国際交流行事や関連する各種セミナー参加などを通じて、仲間と一緒に異文化間コミュニケーション力、ボランティア精神、リーダーシップを身につけることができ、また海外経験のあるメンバーも多く所属していますので、相互に情報交換しながら学生生活を充実させることができます。
募集時期:4月、9月(年2回)
◆お問い合わせ先
国際化推進センター 052-838-2043 mint@ccml.meijo-u.ac.jp